不動産相続が必要な場合は司法書士が頼りになります

不動産相続の手続きを自分で行おうとする人たちがいますが、時間に余裕がない場合は司法書士に任せた方がよいでしょう。正確に書類を集めて手続きを行うには専門的な知識や経験が必要になります。書店では不動産相続の手続きを行うための書籍を購入できます。最近ではインターネット上でも手続きを自分で行うためのノウハウを紹介しているサイトも存在します。

書籍やウェブサイトなどを参考にすれば素人で不動産相続の手続きを行うことは可能です。ただし相続人が認識していなかった不動産や担保権が見つかるなど、後でトラブルになることもあるので注意しなければなりません。固定資産税の納税通知書に記載の物件や共有持分が見つかった場合には、改めて手続きを行う必要があります。登記記録に古い抵当権などの担保権がある場合、早期に抹消しなければ手続きが複雑化してしまいます。

改めて手続きを行うには時間や手間、コストがかかるので物件の数が多い場合など司法書士に任せると安心です。相続関係を証明するための戸籍は複数の市区町村で取得しなければならないことがあります。被相続人が出生から死亡までの間に何度も転籍を行っている場合は、それぞれの本籍地で戸籍を取得します。登記記録上の住所が死亡時のものではない場合、つながりを証明する資料を用意しなければなりません。

証明が困難だと法務局との間で事前協議が必要になる場合もあります。不動産相続の書籍などを参考にすれば手続きは素人でも可能ですが、ミスなく正確に行いたい場合は司法書士に任せるのが賢明です。

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